おやすみ、おまさちゃん〜看取りに慣れてはいけない

7月30日。おまさちゃんが亡くなりました。
おまさちゃん お花に包まれて
6月に急性腎不全を発症し、すぐに入院・治療を開始し、状態が落ち着いたので退院。
その後のケアが上手く出来ず、またもや同じ状態になり…。
積極的な治療はせず、我が家で看取ることにしました。


杏ちゃん「おまさ姉ちゃん、寝てるん?何でお花と一緒なん?」
杏ちゃん おまさちゃん、どうしたの?
おまさちゃんは、杏ちゃんに優しかったね。


そばちゃん「なぁ、寝てんの?起きて遊ぼうや〜」
そばちゃん おまさちゃん、どしたん?
暴れ過ぎて他の子に怒られた時、おまさちゃんがよく慰めてくれてたね。




おまさちゃんは、尼崎の卸売市場で産まれ育った。
同じ場所で暮らしていた野良猫は、五郎蔵さん含め、5匹居た。

市場にとっては邪魔でしかない野良猫達は、激しい虐待を受けながらヨソへ行く術もなく、市場の人間によって捕獲され
愛護センターへ殺処分目的で持ち込まれた。

当然愛護センターは受け入れず、市場の人間と動物病院、野良猫の不妊手術を推進する会のメンバーで、猫達をどうするか
話し合われた。
当時、私達夫婦は、この会の会員だったので、この件も関わることになった。


おまさちゃんと五郎蔵さんは我が家へ。衰弱していた猫さんは動物病院で入院・治療。
後の2匹は、愛護センターが引き取り、我が家に受け入れ態勢が出来次第、引き取る事で話しはついた。
不妊手術や病院代等の費用は、市場側が負担したと聞いた。

衰弱した猫さんは残念ながらすぐに亡くなった。
愛護センターへ行った猫達は、手違いから殺処分されてしまった。
今、思い出しても腸が煮えくり返る。


おまさちゃんも五郎蔵さんも、人を信頼していなかった。
五郎蔵さん&おまさ 保護直後

五郎蔵&おまさ 保護直後
そらそうだ。常に追い立てられ、高圧ホースで水をかけられ、トロ箱を投げつけられ…。
面白おかしく、猫達をいたぶって笑う奴ら。それを不快に思った人からの通報で、猫達の存在がわかり、保護に至った。


そんな経緯なので、慣れてくれるまでに相当の時間がかかった。

茶白の五郎蔵さんは、一目見た時から「この子は、すぐ慣れてくれる」気がし、果たしてその通りになった。
五郎蔵さん 一番可愛い筈…

おまさちゃんは、全く触らせてくれず、近寄ろうとすると即逃げる。
人間がキライでも、猫付き合いは出来るようだし、おまさちゃんがゴキゲンなら、それで良いと見守る事数年。


寄っては来ないし、近寄ると逃げる、触るなんてもってのほか。
そんなおまさちゃんでしたが、自分から私達に呼びかける事が多かった。
それも、独特の鳴き方をしてくれて、まぁなんて可愛いかったことか!


おまさちゃん「ニャッカッカッカッカッカ!!!」
おまさちゃん ニャッカッカッカ!

おまさちゃん 一拍休んで

おまさちゃん 再ニャッカッカ!!
この表情。何を言ってるのかは、わからなかったけど、話しかけてくれるのが、嬉しかった。


猫達とも仲が良く、寛ぐ姿をよく見かけた。
キラキラおまさちゃん

飼い猫のたぬ美ちゃんと。
おまさちゃん たぬちゃんとご飯
気難しいたぬちゃんと、この時期並んでご飯食べたのは、おまさちゃんが最初やったかも。



お客さんがお見えの時は、同じくお客さん苦手な猫達と一緒に隠れてた。
カブちゃんおまさちゃん(奥にノンちゃん)居ないよ!


寛ぐ様子を観られるのが、本当に嬉しかった。
おまさちゃん まどろみ中

おまさちゃん、大好きなシロジくんとご飯。
おまさとシロジ 仲良くカリカリ

シロジとおまさ 一緒にご飯
シロジは、猫にモテモテなんだよな〜。コツを教えて欲しいわ。

私のジーンズに乗るおまさちゃん。
おまさちゃん どかへんからね

意外にテレビッ子。
おまさちゃん 音符追いかけ

カーテンレールの上を子猫のように歩いたりなんかして。
おまさちゃん バックオーライ

五郎蔵さんとも、ほほ寄せ合う事も。
頬寄せ合う、五郎蔵&おまさ

こんな可愛い寝顔も見せてくれた。
おまさちゃん うぅ〜んアヘ!

勘の鋭い子なので、すぐ気付かれちゃうんだよなー。
おまさちゃん 見たわね?

気が付くと、足元に来ていたことも。
おまさちゃん 警戒中

手作り食が好きで、特に茹でたササミが大好物。準備してたら、そばに来てましたね。
おまさちゃん ササミ頂戴な

カエデちゃんと並んで催促しに来たことも。
カエデ&おまさ ウチらにも美味しいモンあるやろね?

がっついて食べてくれたな〜。
おまさちゃん 手作り食にがっつく

可愛いおまさちゃん。
おまさちゃん お気に入りの場所でスヤスヤ



体調が悪いのがわかってから、通院させる準備をしつつ、旦那さんとおまさの今後を話していた。

我が家では、終わりが見えて来た猫をどう看取るかは、決めている。
積極的な治療はせず、痛みや辛い思いを出来る限り少なくして、本人がゴキゲンで過ごせるようにする。

おまさちゃんにも、そうしてあげようと話していた時、おまさは私の足元に居た。
この時点で、既に撫でる事が出来ていた。相当弱っている証拠とも言える。



入院治療し、集中治療の甲斐あって、容態は持ち直した。

旦那さん「病院に入っておまさの状態を観たスタッフの皆が『おまさちゃん、もう大丈夫だからね!元気になろうね!!』って駆け寄ってくれてね。おまさ、嬉しそうな顔してたよ」

看護士さんに、触れない子なのでご苦労おかけしたでしょうと面会の時に謝ると
「イイエ〜全然! 撫でるとゴロゴロ言ってくれましたよ」「特にお顔周りを撫でられるのが好きみたいです♡」



私は、愕然とした。
触れない子だと、もう終わりが見えて来た子だからと、今まで看取って来た子と同じようにしようとしたのは
大間違いだったと気が付いたのだ。


私達夫婦が「もう、おまさちゃんに残された時間は少ない」と言った事で、どれだけおまさが傷ついたか。
おまさは、自分が亡くなるなんて思いもしてなかった。私達に見捨てられたと、思った事だろう。

そんな時に、病院の皆が迅速に対応して『大丈夫よ!みんながついてるからね!!」と迎えてくれ
どんなに嬉しかったか。

体がしんどかったからだけでなく、何の偏見もなく迎えてもらえた事が、おまさの心を解かした。
入院中は病院の皆さんに全てを委ねて、思う存分甘えたおまさちゃん。
私がお見舞いに行った時も、撫でさせてくれたし、お顔の周りを撫でるとゴロゴロ言ってくれた。



今まで沢山の保護猫を看病し、看取って来て、それなりに心の準備の整え方は出来ていた。
辛い経験を今回も生かそうと気持ちを奮い立たせ、穏やかに看取る覚悟をした私達。


それは、おまさちゃんが望むことではなかった。
おまさが本来はどういう猫か、何を望んでいるかを、これまでに、心底考えただろうか?


おまさちゃんは、まだまで生きていくつもりで、こんな事で今生を終わらせる気は毛頭なかった。
それがわかった時には、もう手を施す術は無くなったいた。


おまさちゃんがして欲しいことだけを、私がおまさにしたかったことだけを、残り少なくなった時間で行った。

本当は構ってちゃんで甘えん坊で、いやしんぼさんやってんな。
撫でられると、声をかけられると、震えるぐらいに嬉しかってんな。
おまさちゃん 撫でるとゴロゴロ
今頃わかって、ゴメンやで。 

そんなことを言いもって、お互いの気持ちを伝え合った。



看取りに慣れたばっかりに、おまさちゃんがどうして欲しいのか・どうしたいのかを、見落とすところだった。

沢山の保護猫を看取ったからといって、どの子にも同じようにしたら良いとは限らない。
経験をアテにしたらアカン。 
その子その子をしっかり観て、その子が送りたい人生をサポートしたらんで、何が飼い主や。何が保護主や。

おまさ、ホンマにゴメンやで。
ゴメンついでに、また生まれ変わったら、ウチに来てくれるか。もう一度、今度はちゃんとさせておくれやで。




 募集記事一覧の載せていた、おまさちゃんの紹介を、ここに残しておきます。可愛いおまさちゃん!
おまさちゃん ハート型寝姿
おまさちゃん。五郎蔵と一緒に我が家へ。激しい威嚇は治まり、猫達と仲良しこよし。シロジ君がだ〜い好き!
人間との接触は未でも、コミュニケーションは密度高し。おまさちゃんと呼ぶと「ニャッカッカッカ!」と返事。
鶏のササミやシーバが好きで、他の子の分を泥棒してでも食べようとします。こらー!
2010年7/8保護。当時で推定1歳。
※2017年6月に急性腎不全を発症、入院治療で回復しましたが今後も注意してケアします。

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赤ツナギ  

Author:赤ツナギ  
ガソリンスタンド勤務の猫好きおばちゃん。
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